BuzzFeed Japan

BuzzFeed Japan株式会社

BuzzFeed Japan株式会社は、2015年に設立されたオンラインメディアで、バズフィードとハフポストの日本版を提供しています。東京都渋谷区に本社を置き、アメリカのバズフィードと日本のヤフーの共同事業として始まりました。設立以来、この企業は新しい報道のスタイルを追求し、特に社会的課題やトピックに関心を寄せています。

設立と成り立ち

BuzzFeed Japanは2015年10月16日に設立され、初代編集長には元朝日新聞デジタル編集部の古田大輔が就任しました。その後、2016年1月にサービスが開始されました。会社成長の中で、特に注目されたのは2016年11月の医療・健康情報サイト「WELQ」に関する取材です。これは、従来あまり報じられていなかった医療情報の正確性に光を当てるもので、BuzzFeedの名を広めるきっかけとなりました。

さらに、2017年9月には医療情報に特化した「BuzzFeed Japan Medical」を立ち上げることで、読者に対して信頼性の高い情報を提供する体制を整えました。この新たな取り組みとして、経験豊富な医療記者で構成された専任チームが結成され、根拠に基づいた医療記事を発信しています。

社会的な責任と報道スタンス

BuzzFeed Japanは、社会問題やデマに対して独自の取材を行い、情報の真偽を確認するファクトチェックを重視しています。例えば、DeNAが運営していた医療系のキュレーションサイト問題においても、最初に報じたメディアの一つとして知られています。また、LGBTや#MeTooといったトピックに対する取り組みも目立ち、これにより若い世代を中心に一定の支持を得ています。

このような特徴を持つBuzzFeed Japanは、特にネットメディアとしての役割を果たし、情報の発信だけでなく、読者とのコミュニケーションの面でもアクティブに活動しています。誤報や誤認の際には素早く修正し、透明性を保つことも重要な方針の一つです。

合併と連携

2021年5月には、ハフポストを運営しているザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンとの合併を実施しました。この合併は、アメリカ本社のBuzzFeedがハフポストを買収したことを受けてのもので、日本国内のメディア運営がさらに強化されることになりました。

合併後もBuzzFeedとハフポストはそれぞれのブランドを保ちながら運営されています。また、2022年には朝日放送グループホールディングスとの資本業務提携を結び、さらなる成長と発展を目指しています。

結果と影響

設立からの数年で、BuzzFeed Japanは急速に成長し、設立1年目には月間訪問者数が1600万人を超えるなど、メディアとしての影響力を高めています。今後も、そのユニークな視点と問題意識を持った報道が、より多くの人に届くことでしょう。

BuzzFeed Japanは、情報の提供だけでなく、社会的な問題に対する意識も高めることを目指し、これからも独自の報道を続けていくことが期待されています。

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